PLAYLIGHT

PLAYLIGHT|光と遊ぶ、光つくる

PLAYLIGHTは、光を固定的な照明から能動的な行為へと転換する装置です。
ユーザーがモジュールを回転させることで、光の強さと方向を自在に変化させる。
この構造は、“ユーザー自身が光をつくる”照明器具という新しい概念のもとに考えられました。
光を空間の中で再構築するプロセスそのものが、創造的な体験となります。

建築的な純粋幾何学

PLAYLIGHTの形態は、多角形や円をモチーフにした純粋幾何学です。
木の層が重なり、回転とともに光が呼吸するように拡散する。
閉じれば箱となり、開けば光の花のように展開する構造は、
静寂と動きのあいだにある美を具現化しています。
素材と比例感に宿る秩序によって、建築的な美学を生み出します。

光をつくるという体験

手を添え、回す。
その小さな動作が、空間の印象を変える。
PLAYLIGHTは、照明を“操作する対象”ではなく、共に呼吸する存在として設計されています。
光を調整する過程に、意識と感覚の再接続が生まれ、
使う人自身が空間の共同制作者となる体験をもたらします。

環境に配慮した光

主材には再生可能な木材を用い、成長・加工・再利用のサイクルを通じて炭素を循環させます。
輸送時はCLOSE状態で体積を最小化し、エネルギー消費を抑制。
また、修理や分解が容易なモジュール構造により、長寿命化を実現。
木という素材の文化的・地域的価値を継承しながら、
自然と共生する現代的プロダクトとしての倫理を体現しています。

領域を横断する

PLAYLIGHTは、建築・インテリア・工芸のあいだを往復する試みです。
わたしたちの建築言語を、プロダクトにも応用しています。
それは生活の中に創造性を取り戻すための道具でもあります。
住居、宿泊、商業など多様な場で実装されることで、人と空間の関係を再定義し、
“光を使う文化”から“光と生きる文化”へという価値転換を促します。

特許出願番号:特願2025−163534

DESIGN

SHUHEI KAMIYA+KAMIYA ARCHITECTS

COLLABORATOR

MODULEX, MORETREES

STATUS

ONGOING